月別アーカイブ: 2025年7月

奥野運輸のよもやま話~第12回~

皆さんこんにちは!
福井県吉田郡を拠点に一般貨物運送業、産業廃棄物収集運搬などを行っている
奥野運輸有限会社、更新担当の富山です。

 

 

一般貨物運送の未来 ~テクノロジーと変革がもたらす新時代~

 

 


前回は、一般貨物運送の現状と課題についてお話ししました。

今回は、それらを乗り越え、業界がどう進化していくのか、「未来の物流像」を一般的な市場での例を基に探ります。


■ 自動運転とトラックのスマート化

 

物流業界の未来を語る上で欠かせないのが、自動運転技術の進化です。

  • 高速道路での自動運転実証実験

  • 阪神間・首都圏での「自動運転隊列走行」導入計画

  • 自動ブレーキ・車線逸脱防止機能の標準化

完全自動運転には法規制や技術課題がありますが、**“ドライバーの負担軽減”と“安全性向上”**を目指したシステムは、今後さらに普及していくでしょう。


■ EV・水素トラックの普及と脱炭素社会への対応

 

環境負荷を減らすため、電動トラックや水素燃料電池車の導入が進んでいます。

  • 国内メーカーによるEVトラック開発

  • 欧州ではすでに商用水素トラックが稼働

  • 政府の補助金制度で導入コストを軽減

CO₂排出ゼロを目指した次世代車両が、物流業界のスタンダードになる日は遠くありません。


■ ICT・AIで変わる運行管理と効率化

 

「人手不足」をカバーする鍵は、デジタル化による業務効率化です。

  • AIによる最適ルートの自動算出

  • 配送状況をリアルタイムで可視化

  • 電子マニフェストやペーパーレス化で事務効率UP

これにより、コスト削減・時間短縮・ドライバー負担軽減が可能となり、働きやすい環境が整います。


■ モーダルシフトと共同配送の拡大

 

今後は、トラック輸送だけでなく、鉄道や船舶を組み合わせたモーダルシフトが進みます。


また、複数企業が荷物を共同で運ぶ「共同配送」も拡大し、CO₂削減と効率化を両立する仕組みが構築されます。


■ 働き方改革と新しい物流サービス

 

「物流の2024年問題」への対応として、ドライバーの労働環境改善とサービス多様化が必須です。

  • 働きやすいシフト制

  • 女性・シニアドライバーの活躍

  • ラストワンマイル配送での軽貨物連携

今後は、**“働き手を守る物流”**へとシフトしていくことが求められます。


まとめ

 

一般貨物運送の未来は、「人×テクノロジー×環境配慮」の融合です。

  • AI・自動運転による効率化

  • EV・水素トラックによる環境負荷低減

  • 働きやすい業界への変革

物流はこれからも、日本の経済と暮らしを支える“命綱”であり続けます。
そのために、業界全体が新しい一歩を踏み出す時代がやってきました。

次回もお楽しみに!

奥野運輸有限会社では、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!

福井県吉田郡を拠点に一般貨物運送業、産業廃棄物収集運搬などを行っております。

私たちが採用において最も大切にしているのは、「人柄」です。

ぜひ求人情報ページをご覧ください。皆さまのご応募を心よりお待ちしております!

 

 

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奥野運輸のよもやま話~第11回~

皆さんこんにちは!
福井県吉田郡を拠点に一般貨物運送業、産業廃棄物収集運搬などを行っている
奥野運輸有限会社、更新担当の富山です。

 

 

一般貨物運送の“いま” ~業界を取り巻く環境と課題~


私たちが日々携わる一般貨物運送は、社会と経済を支える基盤産業です。


しかし、現場では急速な変化と大きな課題に直面しています。

今回は、一般貨物運送業界を取り巻く「環境」について詳しくお話しします。


■ 物流需要の急増とドライバー不足

 

EC市場の拡大やグローバルな物流需要の高まりにより、貨物輸送量は年々増加しています。
しかし、それに比例してドライバーを確保することが難しくなっています。

  • 高齢化による人材流出

  • 長時間労働・休日不足による離職率の高さ

  • 若年層の運送業離れ

さらに、2024年4月からの「働き方改革関連法」適用により、ドライバーの時間外労働が年間960時間に制限されることから、運送業界は「物流の2024年問題」に直面しています。


■ 燃料高騰とコスト圧迫

 

近年の原油価格の変動は、運送業にとって大きな痛手です。
燃料費は運送コストの大部分を占めるため、ガソリン・軽油価格の高騰は利益率を圧迫しています。

加えて、高速道路料金、車両維持費、保険料、さらには人件費の上昇も重なり、収益構造は非常に厳しい状況です。


■ 環境規制の強化とエコ対応の必要性

 

国際的にCO₂削減や脱炭素社会の実現が求められる中、運送業界も「環境負荷低減」が大きな課題となっています。

  • 排ガス規制への対応

  • EV(電気トラック)やハイブリッド車の導入

  • エコドライブの徹底

これらを進めるためには設備投資が必要ですが、中小事業者にとっては大きな負担であり、業界再編や共同輸送の検討が進められています。


■ 安全対策と労働環境の改善

 

交通事故のリスク、過労運転、積載ミスなど、ドライバーの安全を守るための仕組みづくりも求められています。
最近では、

  • デジタコ(デジタルタコグラフ)の導入

  • ドライバー健康管理の強化

  • 休憩スペースの整備

などが進められていますが、業界全体の改善にはまだ時間がかかる状況です。


まとめ

 

一般貨物運送は、日本の物流インフラを支える“生命線”。
しかし今、その現場は人手不足・環境規制・コスト増・安全対策といった多くの課題を抱えています。

次回は、こうした状況を踏まえて、**「一般貨物運送の未来はどうなるのか?」**について、テクノロジーや新しい物流の形を交えながらお話しします。

 

 

次回もお楽しみに!

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