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福井県吉田郡を拠点に一般貨物運送業、産業廃棄物収集運搬などを行っている
奥野運輸有限会社、更新担当の富山です。
産業廃棄物の種類と、それぞれの取り扱いポイント
産業廃棄物と一口に言っても、その種類は多岐にわたります。
建設現場、工場、医療機関など、発生する場所によって廃棄物の性質は異なり、取り扱い方も変わります。
ここでは代表的な産業廃棄物を種類ごとに分け、それぞれの運搬・管理のポイントをわかりやすく解説します。
建設系廃棄物(コンクリート片・木くず・金属)
建設現場から出る廃棄物は産業廃棄物の中でも割合が大きく、適切に処理しなければ環境への影響が大きくなります。
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コンクリート片
解体工事などで発生。重量があるため積み込みや運搬時には車両の過積載に注意が必要です。破砕・再利用することで、再生砕石として道路や基礎工事に使われることもあります。
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木くず
型枠材や建築資材などから発生します。処理方法によってはチップ化し、燃料やパーティクルボードの材料として再利用されます。水分を含む場合は重量や臭気に注意が必要です。
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金属くず
鉄筋や金属製の設備から発生。スクラップとしてリサイクルされることが多いため、分別精度が重要になります。不純物の混入を防ぐことで資源としての価値が高まります。
工場系廃棄物(廃油・廃プラスチック)
製造業や加工業の工場からは、多様な産業廃棄物が発生します。
医療廃棄物や危険物
医療機関や研究施設から出る廃棄物には特別な管理が求められます。
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感染性廃棄物
使用済み注射針や血液が付着したガーゼなどは、感染症の拡大を防ぐために専用の黄色い容器や耐貫通性のあるボックスで保管し、適正に焼却処理されます。
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薬品や廃液
化学物質を含むため、専用の耐薬品容器に入れて漏洩を防ぐ必要があります。中和処理や特別管理型最終処分場での処理が必要です。
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危険物(爆発性・引火性)
火薬類や可燃性ガスボンベなどは、取り扱いを誤ると重大事故につながります。保管場所の温度管理や運搬時の安全基準が厳格に定められています。
まとめ
産業廃棄物は種類ごとに性質が異なり、適切な容器・運搬方法・管理基準が存在します。建設系はリサイクルを意識した分別、工場系は漏洩防止と再資源化、医療系や危険物は安全と衛生の徹底が鍵となります。
それぞれの特性を理解し、ルールに沿った適正処理を行うことが、環境保全と安全な社会づくりにつながります。
次回もお楽しみに!
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